お酒を飲みたいけどカロリーや糖質が気になる…という方は多いと思います。
実は泡盛は糖質ゼロ、低カロリーであり、ダイエット中の方や健康面に気を遣っている方におすすめしたいお酒です。
まだ、糖質やカロリーだけでなく、適切な量も気になると思います。
そこで今回は、泡盛は健康に良いお酒なのか?他のお酒と比べて低カロリーなのか?などの疑問にお答えします。
適切な量もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
1.泡盛の糖質とカロリー
1-1.泡盛は糖質0!
泡盛は糖質ゼロのお酒ですが、ではなぜ糖質がゼロなのでしょうか。その答えは泡盛の製造工程にあります。
泡盛はタイ米を原料としているため、一見、米の糖質が含まれているのでは?と思ってしまいますが、泡盛は製造工程でこの糖質がすべて取り除かれているのです。
泡盛は蒸留酒であり、蒸留する段階で気化させたアルコール分だけを取り出して出来たお酒です。その際に米に含まれる糖質、脂質、プリン体などは全て取り除かれるため、泡盛の中には入っていないということになります。
製造工程が同じである焼酎も蒸留酒であるため、泡盛と同じく、糖質、脂質、プリン体はゼロになっています。
1-2.泡盛は低カロリー
カロリー(100mlあたり) | |
ビール | 40 ~ 46kcal |
ワイン | 73 ~ 77kcal |
日本酒 | 103 ~ 107kcal |
泡盛 | 160kcal前後 |
焼酎 | 146 ~ 206kcal |
ウイスキー | 237kcal |
(出典元:食品成分データ – 文部科学省)
泡盛のカロリーは100mlあたり約160kcalです。日本酒は100mlあたり約105kcalであるため、カロリーだけで見ると、日本酒の方が低カロリーでは?と思いますが、秘密はアルコール度数にあります。
日本酒のアルコール度数は15度ほど、泡盛のアルコール度数は低くて30度ほどであり、2倍違います。泡盛は度数が高いため、割って飲む事が多いお酒です。
水割りにすると、泡盛の摂取量は100mlの半分以下で済むため、カロリーも約80kcal以下となります。水割りにすると1杯で長く飲めるため、満足度も高く、結果カロリーも低くなるのです。
ではビールはどうなのかというと、100mlあたりのカロリーは約45kcalで、低カロリーですが、ビールは日本酒と同じく、糖質が高くダイエット中には不向きです。喉ごしも良くたくさん飲めてしまいますね。
そのため、糖質をたくさん取ってしまうことになってしまいます。また、糖質だけでなくプリン体も含まれているため、注意が必要です。
先程お話しした通り、泡盛や焼酎は糖質ゼロでありプリン体もゼロ。太りにくいお酒といえます。
2.泡盛には血栓予防効果がある
泡盛は糖質・プリン体ともにゼロであり、飲み方に気をつければ低カロリーということが分かりました。これだけでも健康に良さそうな泡盛ですが、実は血栓予防の効果もあります。
泡盛には、血液溶解を促す作用がある「プラスミン」を生成する”ウロキナーゼ”の分泌が特に多いお酒だ、ということが確認されています。これはいわゆる“血液をサラサラにする効果がある”ということです。
そのため、泡盛を飲む事により、血栓が原因で引き起こされる脳梗塞・心筋梗塞・虚血性心疾患などの病気の予防にもなるのです。
3.泡盛の適切な飲酒量
泡盛が体にも良いということが分かっていただけたかと思いますが、たくさん飲めば良いのかというと、もちろんそうではありません。アルコールなので、飲み過ぎは体に毒です。
他のお酒と同様に、泡盛にも適切な飲酒量があります。健康維持のため効果が期待できる適量は、男女や体型でも差はありますが、純アルコール量で1日当たり20〜30ml程度。これは泡盛だと1日に90mlほどになり、水割りにするとグラス2杯くらいが適量ということになります。
まとめ
泡盛は健康に良いお酒だということが分かりました。
糖質・プリン体ゼロ、低カロリーでありながら、血栓予防にもなるのは嬉しいですね。
適量を守りながら、毎日の楽しい晩酌にぜひ泡盛を取り入れてみてください。