黄金千貫で醸されたおすすめの芋焼酎15選

黄金千貫は焼酎造りに適しており、芋焼酎造りにはかかせない原料となっています。そんな黄金千貫で造られた芋焼酎はそれほど芋臭さがなく、従来の芋焼酎に比べとても飲みやすく仕上がっています。

今回は黄金千貫を使った芋焼酎について詳しく解説していきます。黄金千貫で造ったおすすめの芋焼酎もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.黄金千貫(こがねせんがん)とは

1-1.黄金千貫の特徴

黄金千貫は、皮も中身も黄白色のさつまいもの品種です。ふかすと甘く美味しいため青果用としても人気があり、デンプンも多く含まれているためデンプン原料用としても多く使われている特徴があります。

芋焼酎の原料としては一番ポピュラーな品種で、芋の名産地である鹿児島県の蔵元のレギュラー焼酎のほとんどに黄金千貫が使用されています。

黄金千貫の名前の由来には諸説がありますが、「黄金色の芋がざくざく穫れる」「黄金を千貫積むほど値打ちがある芋」から付けられたといわれています。その名前の由来からも「ざくざく穫れる」といわれているように、黄金千貫の収穫量はかなり多いです。収穫量も多く尚且つ、アルコール発酵に必要なでん粉の含有量が多いこともあり、芋焼酎の原料の定番として急速に普及していきました。

黄金千貫

1-2.黄金千貫で造られる芋焼酎の魅力

黄金千貫を原料にして造られた芋焼酎は、甘さ控えめな優しい味わいとふんわりとした上品な香りが魅力です。味、甘さ、香り、全てにおいてバランスが良く、多くの焼酎ファンから定評があります。

かつての芋焼酎は独特の芋臭さがあり、クセが強すぎると敬遠されてきましたが、黄金千貫で造られるようになった芋焼酎は、今までとは違いクセがなくさっぱりとしており上品な香りと甘さのバランスによって、たくさんの人に支持されるようになりました。そんな黄金千貫は、今までの芋焼酎のイメージを変えた革命的な芋であることに間違いありません。

2.黄金千貫で造られるおすすめ芋焼酎15選

黄金千貫を原料に造られているといっても、蔵元それぞれの個性がありそれぞれに魅力があります。その中でもいくつかご紹介しますので、見かけた際にはぜひ試してみてください。

2-1.美岳(びたけ)

三種の原酒を絶妙にブレンドして造られた「美岳(びたけ)」。

黄金千貫の白麹仕込みと、白豊の白麹仕込み、白豊の黒麹仕込みの三種の原酒を絶妙にブレントして造られた、年に一度のみ出荷される限定品です。

大山酒造のある伊佐市は、四方を美しい山々に囲まれた盆地で、鹿児島県内屈指の米どころとしても知られています。大自然のもとで収穫され造られた米麹を使い、昔ながらの常圧蒸留で造られ、ふくよかな芋焼酎を感じられる味わいとなっています。

美岳(びたけ)

(出典元:楽天市場

2-2.甑州(そしゅう)

少量生産で丁寧に丁寧に造られる芋焼酎「甑州(そしゅう)」

原料には厳選された新鮮な鹿児島県産の黄金千貫を、仕込み水には蛍水と呼ばれるほどきれいな”甑島佐ノ浦伏流水”が使用されています。

貯蔵熟成の段階で絹ごし濾過を行い、芋焼酎の旨みが十分に残されていながらも、口当たりはまろやかで花のようなフルーティーな香りが楽しめる逸品です。

甑州(そしゅう) 

(出典元:松仙

2-3.五郎

昔ながらの製法を守り続ける、吉永酒造の代表銘柄「五郎」。

創業明治41年、代表銘柄である芋焼酎五郎は、初代吉永五郎が造った焼酎ということから島民に「五郎焼酎」と呼ばれ親しまれ、その名が付けられました。

原料は鹿児島県産の黄金千貫、仕込み水には”甑島佐ノ浦伏流水”を使用し、初代より受け継がれる昔ながらの製法で、麹は室屋造り、仕込みは一次・二次ともかめ壺仕込みで造られています。それによりまろやかでとても飲みやすい味わいを楽しむことができます。

五郎

(出典元:酒舗 和総や

2-4.まるにし 孤高の月蛍

丸西酒造から”新まるにしシリーズ”として新たにこだわりの焼酎が誕生、「まるにし 孤高の月蛍」。

自然豊かな志布志市有明町蓬原の生産農家さんが大切に育てた新鮮な黄金千貫を原料に白麹で醸し、キレと飲みごたえを重視した重厚感のある芋焼酎に仕上がっています。

まるで焼き芋をたべているような濃厚な芋感が楽しめる味わいで個性豊かな芋焼酎に、一定数のファンから支持を集めている逸品です。

まるにし 孤高の月蛍

(出典元:焼酎のひご屋

2-5.酔がこい(すいがこい)

二種のサツマイモを原料に白麹と黒麹で醸され造られた「酔がこい(すいがこい)」。

丸西酒造の自社栽培であるムラサキマサリで造られた焼酎をベースに、鹿児島県大隅産の黄金千貫で造られた焼酎を絶妙にブレンドして造られた芋焼酎です。

互いの特徴を生かし、味わいにロマン感があり飲みやすく、食中酒や晩酌酒としても人気のある一本です。

酔がこい

(出典元:焼酎のひご屋

2-6.日は昇る

蔵人たちの情熱と、明るい未来を表現した芋焼酎、「日は昇る」。

もろ蓋を使用し蔵人の五感によって育まれた手造りの米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、手造り木槽でもろみをゆっくりと発酵させて造られ誕生した、木のぬくもりがたっぷりの芋焼酎です。

木のほのかな匂いとやさしい芋の香り、甘く心地の良い余韻を感じられる味わいを、ぜひご堪能ください。

木桶芋焼酎「日は昇る」

(出典元:祁答院蒸溜所

2-7.野海棠(のかいどう)

おいしい焼酎造りのために手間暇を惜しまず丁寧に造られている「野海棠(のかいどう)」。

こだわり抜かれ選ばれた黄金千貫にはじまり、もろ蓋を使った”手造り麹”、一次仕込みに”かめ仕込み”、二次仕込みは”木槽仕込み”、昔ながらの”木樽蒸留”に、温度が一定に保たれ焼酎の風味が安定する”洞窟貯蔵”と、全ての製造工程にとことんこだわった、日本唯一の特別な製法により造られた芋焼酎です。

ほのぼのとした芋の香りとかすかな木の香り、やさしくすっきりとした甘味が楽しめる味わいに仕上がっています。

野海棠

(出典元:祁答院蒸溜所

2-8.明るい農村

100年以上使われ続けた和甕が”よき焼酎”を醸し出す「明るい農村」。

“よき焼酎は、よき土から生まれ、よき土は、明るい農村にあり”という蔵の想いが名前の由来となっている芋焼酎です。

1911年の創業以来ずっと使われ続けている和甕と、原料である黄金千貫と黒と白をブレンドした麹によって生まれる深いコクは、多くの人を魅了してきました。ふくよかで甘い香りと、黄金千貫の優しい甘さと深いコクのあるまろやかな味わいは、どんな飲み方でも楽しめる一本です。

かめ壺焼酎「明るい農村」

(出典元:霧島町蒸溜所

2-9.黒桐野

中俣酒造で造られた年2回のみ蔵出しされる限定品、「黒桐野」。

麹菌は河内黒麹ゴールド、サツマイモは厳選した南薩摩産の黄金千貫、麹米は山田錦を使用し、甕による仕込みから貯蔵まで厳格な管理のもとで造り上げた桐野の黒麹版です。

白麹造りの桐野のふくよかな味と香りに加え、黒麹の特徴である芳醇な香りとどっしりと深みのあるコクのどちらも楽しめます。

黒桐野

(出典元:中俣酒造

2-10.ブルーインパルス賛歌

1995年より使用されている国産のジェット中等練習機T-4からインスピレーションを得た「ブルーインパルス賛歌」。

アクロバット飛行チーム(第4航空団飛行群第11飛行隊)ブルーインパルスをデザインしたラベルと化粧箱、空をイメージした青色ビンで企画されました。

良質で新鮮な黄金千貫で仕込まれており、さわやかで華やかな香りに、切れの良い甘さの雑味のない味わいで、澄んだ青空の清々しい風のように香味が広がります。

ブルーインパルス賛歌

(出典元:小鹿酒造

2-11.小鹿 青とんぼ

澄みきった青空に飛んでいくとんぼのようにスッキリとした爽快な飲み口が特徴、「小鹿 青とんぼ」。

青とんぼの名前の由来は、華やかな香りからくる爽やかな空とそこに舞うとんぼのイメージと重ね合わせて付けられました。

鹿児島県産の黄金千貫を原料に、白麹を用いて醸されています。出来たもろみを減圧蒸留することで、芋の香りがおさえられ、華やかな香りで軽い口当たりの飲みやすい芋焼酎に仕上がっています。

小鹿 青とんぼ

(出典元:小鹿酒造

2-12.悪太郎

狂言劇”悪太郎”からつけられた芋焼酎「悪太郎」。

麹屋である河内源一郎商店に依頼して開発された特製の白麹菌と有機栽培の黄金千貫、国産米を使用して丹精込めて造られています。出来たては荒さもありますが、少し置くとまるで狂言劇の悪太郎が改心して丸くなったかの如く、穏やかで柔らかい上品な味と香りへと変化し、キレも良いスッキリした仕上がりとなっております。

変化していく過程もしっかりと味わえるよう、ロックでお楽しみください。

悪太郎

(出典元:楽天市場

2-13.金峰 眞酒(きんぽう まことざけ)

芋焼酎本来の旨味が楽しめる手をかけて造られた限定品「金峰 眞酒(きんぽう まことざけ)」。

鹿児島県金峰町の東馬場伸さんの農場にて栽培される高品質のサツマイモと鹿児島県産米を原料に伝統の黒麹で仕込み、小正醸造独自の横型式単式蒸留器で蒸留した後、素焼きのかめ壺で熟成され造られました。こだわりの原料と製法により、柔らかくまろやかで口当たりの良い芋焼酎に仕上がっています。

ろ過を最小限のみでとどめることで芋焼酎本来の旨味がありながらも、飲みやすい味わいを楽しむことができます。

金峰 眞酒(きんぽう まことざけ)

(出典元:楽天市場

2-14.手造り鶴乃泉

手造りかめ仕込みに長期貯蔵のこだわりが詰まった芋焼酎「手造り鶴乃泉」。

黄金千貫を白麹で、紅はるかを黒麹を用いて醸し、甕壷で仕込んだ2種類の原酒を長期間貯蔵し、絶妙にブレンドして仕上げた芋焼酎です。

長期貯蔵ならではの柔らかく丸みのある味わいと、甘い香りが漂うこだわりの逸品をお楽しみください。

手造り鶴乃泉

(出典元:楽天市場

2-15.しま甘露

昭和40年の発売以降、高崎酒造の代表銘柄となった芋焼酎「しま甘露」。

種子島は日本で初めてさつま芋の栽培に成功した地とされており、現在もたくさん栽培されている新鮮な種子島産の黄金千貫と白豊を原料に、地底162mから湧き出る弱アルカリ性でミネラルを豊富に含む天然水を使用して、白麹で醸された本格芋焼酎です。ホクホクとした芋の甘みが感じられ、飲み飽きのしない、ふくよかな味わいとまろやかな香りを楽しむことができます。

しま甘露

(出典元:楽天市場

まとめ

黄金千貫から造られた芋焼酎について詳しく紹介していきました。

これまで芋焼酎のイメージを変えてくれた立役者である黄金千貫。見かけた際にはぜひ一度、黄金千貫からできた芋焼酎をお手に取ってお楽しみください。

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