焼酎には様々な飲み方・割り方があり、その中の1つに焼酎のだし割りがあります。
「だし割」というと、一般的には日本酒をおでんなどの出汁で割った飲み物ですが、実は焼酎のだし割もおいしいって知っていましたか?せんべろ系の居酒屋や屋台では人気の飲み方なんです。今回は、焼酎のだし割の魅力と作り方など紹介します。
この記事の目次
1. 出汁 × 焼酎 は相性の良いオススメな飲み方!
寒い季節のおうち料理の定番といえば鍋ですよね。焼酎のだし割は、おうちで鍋料理やおでんを食べる時に、カンタンに作れ、何よりいろいろな味を楽しめる飲み方です。
オススメな理由1:体が芯から温まる
1970年代の最初の焼酎ブームで流行った飲み方が「お湯割り」でした。それ以来、焼酎のお湯割りは特に寒い季節の定番の飲み方になっていますよね。同じように、焼酎のだし割は鍋料理が美味しい寒い季節にピッタリの飲み方。通常のお湯割りよりマイルドな味わいになるので、焼酎を飲みなれていない人にもおすすめです。
鍋料理を食べながら、焼酎のだし割を飲めば体の芯から温まりますよ。
オススメな理由2:出汁(だし)を深く楽しめる
鍋料理と言っても、醤油味、塩味、みそ味、キムチなどスープのベースとなる味はいろいろです。また、鍋に入っている具材も、肉や魚、野菜などさまざまな種類が入っています。その組み合わせと言ったら無限と言っても良いのではないでしょうか。
鍋料理は、具材からうま味が溶けだしていろいろな味わいを楽しめます。自分が最高と思える組み合わせを見つけるのも焼酎のだし割の楽しみの一つです。
オススメな理由3:どんな出汁にも焼酎が合う
日本酒は、さまざまな料理の調味料として使われることから、出汁と合うのはわかりますよね。でも焼酎はどうなのって思う人も多いのではないでしょうか。実は蒸留酒である焼酎は、出汁の味わいを邪魔しにくいのです。そのため、焼酎のだし割は蒸留酒ならではの楽しみ方といえます。
どんな出汁にも焼酎は合いますので、いろいろと試してみてください。
2. 焼酎のだし割の作り方
焼酎のだし割の作り方と言っても、焼酎に鍋料理の出汁を入れるだけととても簡単です。
まずは鍋料理を楽しみましょう。具材や味付けはお好みでOKです。食べ進んで鍋の中の具材が減ってきたら、焼酎の入ったグラスに、鍋の出汁を注ぎます。
最初は出汁3:焼酎1の割合で焼酎を薄めで楽しんでみてください。あとは鍋料理の出汁の味や焼酎の種類などにあわせてお好みでどうぞ!
3. おでん出汁との組み合わせも◎
焼酎のだし割は、鍋料理の出汁だけでなくおでんの出汁とも最高の組み合わせです。おでんの出汁は、味付けが醤油ベースでシンプルで、出汁に油があまり溶けだしていないので、あっさりとした味わいでどんな焼酎にもよく合います。
おでんなら自分で料理しなくても、コンビニやスーパーで調理済みのものを買うことができます。自動販売機でおでんの缶詰を売っているところもありますよね。手軽に焼酎のだし割を楽しむなら、市販されているおでんの出汁で割るのもおすすめですよ。
また、そばのだしを使っただし割もおすすめです。お蕎麦屋さんでは、蕎麦湯で割った「そば湯割り」の焼酎を飲ませてくれるお店がありますが、ここにそばの出汁を加えると蕎麦の香りに、カツオや昆布から出た香りが合わさって、なんともたまらない風味を楽しめますよ。
4. 焼酎おでん出汁割を提供している飲食店もある
実際に、居酒屋や立ち飲み屋、屋台、おでん専門店では、焼酎のだし割をメニューにのせて提供しているお店もあります。メニューに焼酎のだし割がなくても、おでんが食べられるお店なら、お店の人に頼むと作ってくれるかもしれませんよ。
また、大手のお酒メーカー「アサヒ」の公式ホームページにある人気コンテンツ「アサヒの提案 焼酎飲み方研究所」には、「鍋のだしを使った焼酎の愉しみ方」として、醤油ベース、塩ベース、みそベースの鍋とキムチ鍋で作った焼酎のだし割のレポートが掲載され、それぞれの感想やおすすめの比率などが掲載されています。大手のアサヒが紹介している焼酎のだし割は、これから流行るかもしれませんよ!
まとめ
いかがでしたか。今回は寒い季節にぴったりの焼酎の飲み方「だし割」をご紹介しました。蒸留酒である焼酎は、出汁の味わいを邪魔しないので、どんな出汁にもよく合います。鍋料理は、味付けや入れる具材の種類が豊富で、味はさまざま。また、焼酎も芋や麦、米、そばなど原料や作り方、銘柄によってそれぞれ味わいが違います。いろいろな鍋料理やおでんの出汁と焼酎を組み合わせてみて、あなたにとって最高のだし割を見つけてみてはいかがでしょうか。