焼酎を冷凍庫に入れてキンキンに冷やしてから飲む方法を試した事がありますか?これは”パーシャルショット”という飲み方です。
シャーベット状になったりとろとろになったりと、いつもとは違う口当たりで楽しむことができます。
今回は焼酎のパーシャルショットという飲み方について詳しく解説していきます。
この記事の目次
1.焼酎を凍らせて楽しむ「パーシャルショット」とは
焼酎や日本酒など度数の高いお酒を瓶ごと冷凍庫に入れ、キンキンに冷やして飲むことを、“パーシャルショット”といいます。
アルコールの凝固点を利用してお酒を半凍結状態にすることです。度数が高いことにより、一般的な家庭用冷凍庫では焼酎が凍ることはありません。
凍らせることによりアルコール感が和らぎ、香りに癖のあるお酒も飲みやすくなります。
シャリシャリとした食感や、とろとろした濃厚な口当たりになったりと、いつもと違った楽しみ方ができることが最大の特徴です。
そのまま飲んでももちろん美味しくいただけますが、ソーダやジュースで割ったりすると、水っぽくならずにさらにごくごくと飲めてしまいます。
アルコール度数が高いので飲み過ぎに注意しながら楽しんでください。
パーシャルショットに特化した焼酎「シャリキン」
パーシャルショットに特化したキンミヤ焼酎が「シャリキン」です。
三重県の酒蔵、宮崎本店で造られており、パーシャルショットの焼酎として広く親しまれています。
瓶ではなく90mlのパウチにキンミヤ焼酎が入れられており、そのまま冷凍庫に24時間以上入れて軽く揉んでからグラスに開けるだけで、美味しいパーシャルショットが完成します。
(出典元:株式会社宮崎本店)
2.焼酎を冷凍庫で凍らせる際の注意点
焼酎を冷凍庫で凍らせる際には注意が必要です。
焼酎には様々な種類の焼酎があり、焼酎は100%凍らないと断言することはできません。凍らないからといって長い期間にわたり冷凍庫に入れてしまっていると、かさが増えて爆発する恐れがあります。
特に注意が必要なのは20度以下の焼酎を冷凍庫に長時間入れること。入れる場合には冷やしすぎないよう注意しながら試してみてください。
瓶の中の焼酎の量を減らしてから冷凍庫に入れることも良いでしょう。
そうすることでかさが増えたとしても、爆発を防ぐことができます。
3.度数によって変わるパーシャルショットの楽しみ方
パーシャルショットを更に楽しめる方法をご紹介します。
ポイントは度数が高い焼酎と低い焼酎では飲み口が大きく異なるという点です。
3-1.度数25度前後の焼酎
度数25度前後の焼酎を冷やすと、シャーベットを溶かしたようなシャリシャリとした食感を楽しむことができます。
一般的な焼酎は25度前後のものが多く、クセのない味わいの甲類焼酎をパーシャルショットにすれば、ほのかな甘みが感じられます。
3-2.度数40度以上の焼酎
度数40度以上の焼酎を冷やすと、とろみがあり、喉越し爽やかでスッキリとした味わいになります。
パーシャルショットで飲む際にはアルコール度数が高ければ高い程、焼酎の旨味が感じられ濃厚な味わいになります。
まとめ
度数によってシャリシャリになったりとろとろになったりと色々な口当たりが楽しめる焼酎のパーシャルショットを紹介しました。
いつも通りの飲み方で飽きてしまったり、少し変わった飲み方で楽しみたい方はぜひ一度試してみてください。