【初心者向け】焼酎の飲み方を徹底伝授!水割り?ヂョカ?

お酒は飲むけど、焼酎はどうも苦手という人もいるかもしれませんね。しかし、焼酎と一言でいっても、原料の違いやつくり方の違いでいろいろな種類があります。

そして味や香りはさまざまで、飲み方にもいろいろな方法があります。今回は「焼酎は初心者」という人に、焼酎のおいしい飲み方をご紹介します。

焼酎の良さに気軽にふれるなら「ソーダ割り・お茶割り」

ソーダ割り

焼酎のソーダ割りとは、いわゆる「チューハイ」や「サワー」など、焼酎を炭酸で割って、果物などの果汁を加えたもの。居酒屋の人気メニューで、若い人のビール離れが進む中、最初の1杯目からチューハイという人も多いのではないでしょうか。ちなみにチューハイとは、焼酎ハイボールのことです。

各メーカーからさまざまな種類の缶入りチューハイやサワーが発売されていて、スーパーやコンビニにはたくさんの種類の商品が並んでいます。季節限定商品なども発売されるので、飲み比べてみるのも楽しいですよね。

また、自分で焼酎や果汁を用意してソーダで割れば、好みの味と香り、濃さのソーダ割りが楽しめます。ソーダ割には、甲類焼酎を使うことが多いですが、芋焼酎や麦焼酎などの本格焼酎をソーダで割ってもおいしいですよ。

お茶割り

かつて「お茶割り」と言えば、焼酎のウーロン茶の事を指すのが普通でしたが、最近はウーロン茶だけでなく、緑茶や麦茶、そば茶などさまざまお茶で焼酎を割るのが流行っています。なかでも人気なのが「緑茶割り」。ペットボトルに入ったお茶が普及したことから、若い人も普段から緑茶を飲むようになり、焼酎を緑茶で割る飲み方も人気となっています。

お茶の産地として知れらる静岡県では、昔から焼酎の緑茶割りが飲まれていたそうで、静岡県の居酒屋では「静岡割り」という名前でメニューに並んでいます。

 

焼酎本来の味を楽しむなら「ストレート・ロック・水割り・お湯割り」

ストレート

もっとも焼酎本来の味や香りが楽しめる飲み方が「ストレート」。少しずつ口に含んで舌で味を、鼻で香りをゆっくりと味わって飲みましょう。ストレートでも、焼酎の温度を変えると味の変化が楽しめます。焼酎の香りを楽しむなら18~20℃ほどの常温で飲むのがおすすめですが、冷蔵庫で数時間冷やして5~10℃にすると、すっきりと飲みやすくなります。また、ウォッカやジンの「パーシャルショット」のように、冷凍庫に一晩入れてとろりとなるぐらい氷点下まで冷やせば、冷たくて心地よい飲み口を楽しめます。ストレートで飲む場合、どの温度帯でも香りが逃げにくい小ぶりのショットグラスで飲むのがおすすめです

ロック

氷を入れたグラスに焼酎を注いで飲む「ロック」も焼酎本来の味や香りを楽しめる飲み方。特に本格焼酎と言われる乙類焼酎を飲む時に人気です。最初は、ストレートのように強く素材の味わいを楽しめ、氷が融けてくると水割りのような優しい味わいになり、1杯で味の変化が楽しめます。

ロックで飲む時のグラスは、やはりロックグラスを使うのが一番。グラスの口が広いので大きな氷も入ります。ロックで飲む時は氷にもこだわりましょう。おいしい水から作られた氷は、焼酎の味や香りの邪魔をしません。

また、大きな氷ではなくクラッシュアイスをたっぷり使って、キンキンに冷やして飲むのも違った味わいが楽しめます。レモンやライムのスライス、梅干しなどを添えてるのもおすすめです。

水割り

焼酎のやわらかな味わいを楽しみたいなら「水割り」がおすすめ。氷を入れたグラスに焼酎を入れて、好みの濃さになるまで水を注げば完成です。焼酎の水の割合によって、いろいろな飲み口が楽しめます。水割りで楽しむ際にも、水にこだわりましょう。カルキ臭い水道水を使ってしまえば、せっかくの焼酎の風味が台無しです。良く冷やした軟水のミネラルウォーターなど味や香りが強くない水を使うようにしましょう。

お湯割り

鹿児島など芋焼酎の産地で、最も親しまれている飲み方が「お湯割り」です。湯気とともに、ふんわりと芋の良い香りが広がり、飲み口もまろやかになり芋の甘さや旨みが引き立ちます。

お湯割りのつくり方は、グラスに先にお湯を注いで後から静かに焼酎を注ぎます。水割りの場合は、先に焼酎を注ぎますが、お湯割りは後からとつくり方に違いがあります。お湯割りの場合、後から焼酎を注ぐことでお湯と焼酎の温度差により、自然に対流が起こってかき混ぜなくても温度や味が均一になるから。こうすることで、焼酎の良い香りがふわっと漂ってきます。

焼酎とお湯の割合は、本場鹿児島では「ロクヨン」や「ゴウゴウ」が人気ロクヨンとは、焼酎が6に対してお湯が4の割合。25度の焼酎ではアルコール度数がおよそ15度になります。ゴウゴウは、焼酎5に対してお湯5の割合で、およそ12.5度になります。自分の好みや体調に合わせて、色々な割合で楽しんでみましょう。

コアな割り方も色々!

前割り

「前割り」とは、焼酎をあらかじめ好みの濃さまで水を加えて割って、一晩から数日の間、冷蔵庫に入れて寝かせたものです。「割り水」とも言われ、寝かせることで味がまろやかになります。焼酎と水の割合は、お湯割り同様にロクヨンやゴウゴウが一般的ですが、自分の好みで割りましょう。前割りした焼酎の飲み方は、そのまま冷やしてストレート、または温めの燗が人気です。

本場の鹿児島では、燗をつける時に「千代香」”ちょか”または”ぢょか”という酒器が使われます。千代香は、扁平な形をして注ぎ口の付いた陶磁器の土瓶と銚子のことで、火にかけて焼酎を温めます。直接火にかけても割れないように黒焼きで作られているため「黒千代香」とも言われます。この千代香に、前割りを入れて10分ほど火にかけると、ちょうど40℃のぬる燗になります。千代香は、鹿児島の伝統工芸品にもなっているので、焼酎にこだわりたい人は1つ揃えてみてもいいかもしれませんね。

焼津割

「焼津割」とは、焼酎をかつお出汁で割ったもの。全国的には知名度はありませんが、静岡県の焼津市では20軒以上のお店で飲めるそうです。ちょっと意外な組み合わせのようですが、日本酒にも、おでんの出汁で割った「出汁割り」という飲み方があるので、焼津割りもおいしいかもしれませんね。静岡県では、先ほど紹介した緑茶割りが以前から飲まれていたり、「わさび割り」という焼酎にわさびを入れた飲み方もあるようで、名物や特産品を使った変わった焼酎の飲み方が好きなようです。

冷焼酎

「冷焼酎」とは、先ほど紹介した前割りを1に対して、さらに水を3~4加えたもの。この割合にするとアルコール度数は5~6度とかなり低くなるので、ビールや酎ハイのようにゴクゴクと飲むことができます。水もキンキンに冷やしておけば暑い夏には最高の飲み方です。

気軽に焼酎を楽しむなら

ジュース割り

最近では、カクテルやサワーのベースとしても人気の焼酎。さまざまなもので割って気軽に楽しみましょう。

炭酸系

ジンジャーエール割り

ジンジャーエールを使ったカクテルは、ウオッカがベースの「モスコミュール」、ジンがベースの「ジン・バック」、ビールがベースの「シャンデー・ガフ」、バーボンウイスキーがベースの「バーボン・バック」などが有名です。焼酎とも相性が良くて、甲類焼酎や乙類焼酎でもクセの少ない麦焼酎と合わせると美味しく楽しめます。ジンジャーエールには、甘口のものと辛口のものがありますが、焼酎を割る時には辛口のジンジャーエールが合うようです。好みでスライスしたレモンを添えて味わいましょう。

コーラ割り

ウイスキーをコーラで割った「コークハイ」が有名ですが、コーラを使ったカクテルもいろいろあります。ラムをコーラで割ったのが「キューバ・リブレ」で、キューバの独立戦争の時に生まれたと言われています。赤ワインをコーラで割ったのが「カリモーチョ」でスペイン若者に人気です。焼酎をコーラで割った「焼酎コークハイ」も飲みやすいカクテルとして人気です。コーラと合わせる時には、風味が強めの芋焼酎と合わせると美味しく楽しめます。

果実系

オレンジジュース割り

オレンジジュースを使ったカクテルで有名なのは、ウォッカベースの「スクリュードライバー」やテキーラベースの「テキーラサンライズ」。芋焼酎はテキーラと風味が似ているので、オレンジジュースで割ると美味しいカクテルが作れます。テキーラサンライズ同様に、仕上げにグレナデンシロップを注ぎましょう。

パイナップルジュース割り

オレンジジュース同様に甘めの果汁ジュースは、芋焼酎によく合います。パイナップルジュースの甘みと酸味も、芋焼酎と相性抜群。トロピカルな雰囲気でおしゃれな女性におすすめです。

まとめ

いかがでしたか?今回はおいしい焼酎の飲み方をご紹介しました。焼酎には作り方や原料によってさまざまな種類があり、飲み方にもさまざまなバリエーションがあります。しかし、基本的には自分がおいしいと感じる飲み方でOK。ぜひ、いろいろな飲み方を試してみてくださいね。

都良 TORA
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