誰もが驚く繊細で芳醇な味わい。革新的な焼酎、「赤兎馬」を解説!

三国志に登場する名馬「赤兎馬」の名を冠するそのお酒は、「薩州 赤兎馬」。

これまでにない革新的な焼酎を作りたい。その強い信念から生まれた焼酎です。

「口にふくんだ瞬間、誰もが驚く繊細で芳醇な味わい」と評される赤兎馬とはいったいどんな焼酎なのでしょうか。

この記事では赤兎馬について詳しく解説します。

1.赤兎馬とは

本格芋焼酎の赤兎馬(セキトバ)。「赤兎馬」とは三国志に登場する名馬の名前です。

鹿児島県の老舗・濱田酒造が九州限定として酒造していたため「幻の酒」と呼ばれていました。

はじめは九州の数十店舗だけが取り扱っていましたが、そのおいしさに魅了された多くの人々が熱望し、今では本州でも購入できるようになっています。

今回はそんな赤兎馬の魅力について紹介します。

1-1. 赤兎馬の特徴

 まずはじめに赤兎馬の特徴について調べてみましょう。

1)赤兎馬の原料

赤兎馬は厳選された良質のさつまいも「黄金千貫(コガネセンガン)」を原料にしています。この黄金千貫は焼酎用に品種改良された芋で、風味豊かな甘みを感じられます

さらに選別の際には、熟成が足りていないものや傷んでいるものなどは手作業で取り除くなど、原料の鮮度管理を徹底。麹は優しくマイルドな口当たりに仕上がる白麹を使用しています。

2)仕込み水

おいしい酒にはおいしい水が必要不可欠です。

赤兎馬は鹿児島県特有の火山灰土(シラス台地)の地下数百メートルから湧き出す天然水を使用しています。

この湧き水は軟水で、さらに熟成と濾過を繰り返すことで赤兎馬の豊かな風味を磨き抜いています。

1-2. 赤兎馬の味わい

数多くのラインナップがある赤兎馬ですが、はたしてどのような味わいなのでしょうか。

ここでは代表的な「薩州 赤兎馬」と春秋限定の「紫の赤兎馬」の味わいを紹介します。

「薩州 赤兎馬」は芋焼酎の中でも口当たりが良く、香りが豊かで飲みやすいお酒です。のどごしは淡麗で、口の中に残る芋特有な甘みと香りが絶妙です。

「紫の赤兎馬」は薩州 赤兎馬と比べるとやや辛口。しかし黄金千貫に加え、「頴娃紫(エイムラサキ)」という紫芋をブレンドしているため、辛口ながらも紫芋らしいフルーティーな余韻が楽しめます。

1-3.赤兎馬のラインナップ

赤兎馬には他にも限定醸造されている銘柄があります。

先ほどご紹介した薩州 赤兎馬も含め、数多くある赤兎馬のラインナップを見てみましょう。

薩州 赤兎馬

一年を通して楽しめるのがこちら。アルコール度数は25度で、割り水には鹿児島の霊峰「冠岳」の湧き水を使用することでやわらかな口当たりを実現しました。

クセが強めの芋焼酎の中でも飲みやすく、芋焼酎に初挑戦する方にもオススメです。

薩州 赤兎馬

(出典元:薩州 赤兎馬

赤兎馬 紫

年2回、春秋に数量限定で発売されています。赤兎馬同様、軽やかな口当たりです。黄金千貫に加え、紫芋をブレンドしているためフルーティーな香りが余韻として残ります。アルコール度数は25度。

紫色なので古希(70歳)や喜寿(77歳)のお祝いに用意しても喜ばれます。

紫の赤兎馬

(出典元:薩州 赤兎馬

赤兎馬 玉茜

厳選されたさつまいも「玉茜(タマアカネ)」でつくった原酒を、赤兎馬にブレンドした季節限定の焼酎です。

玉茜は茜霧島の原料としても有名で、カロテンを多く含みます。キンモクセイを彷彿とさせる甘い香りと旨味が広がるので、ロックや水割りがオススメです。

薩州 赤兎馬 玉茜

(出典元:薩州 赤兎馬

赤兎馬 甕貯蔵芋麹製焼酎使用

芋に直接麹菌を繁殖させた「芋麹」を使用。

芋麹で仕込んだ原酒を素焼きの甕壺で熟成貯蔵することで丸みを与え、味を安定させています。

仕上げにはコクのある原酒を少量ブレンド。さわやかな口当たりに加え、芋麹らしい重厚な芋の旨味を感じられます

赤兎馬 甕貯蔵芋麹製焼酎使用

(出典元:薩州 赤兎馬

赤兎馬 ブルーボトル

夏にしか販売されないプレミアム焼酎

ほかの赤兎馬と比べてアルコール度数は20度と低めなため、さらに飲みやすい焼酎です。

芋焼酎特有のクセも少なく、すっきりとした飲み口ですが水っぽくはありません。ロックや、冷やしてストレートで飲むのがおすすめです。

赤兎馬 ブルーボトル

(出典元:焼酎のひご屋本店

薩州 呂布

赤兎馬と同じ伝兵衛蔵では本格麦焼酎「薩州 呂布(リョフ)」を酒造しています。三国志において「人中の呂布、馬中の赤兎馬」と讃えられた猛将、呂布をイメージして造られました。

アルコール度数は25度。本格麦焼酎・呂布は厳選された二条大麦を使用し、完熟した果実のような甘い香りとコクが楽しめます。

薩州 呂布

(出典元:焼酎のひご屋本店

2. 蔵元・産地

赤兎馬を造っているのは芋焼酎の名産地、鹿児島県にある「濱田酒造」。濱田酒造は2018年に創業150周年を迎えた老舗です。

濱田酒造には3つの蔵があります。1つ目は伝統をコンセプトにした「伝兵衛蔵(でんべえぐら)」。2つ目は革新をコンセプトにした「傳藏院蔵(でんぞういんぐら)」。3つ目は伝承をコンセプトにした「薩摩金山蔵(さつまきんざんぐら)」です。

 

3つの蔵を持つ大きな酒造メーカーのため本格焼酎だけでなく果実酒や日本酒、リキュールなど幅広く酒造しています。伝兵衛蔵は蔵の内部を一般公開しており、観光スポットとしても人気があります。(新型コロナウイルスの拡大により、見学休止の場合もあります。詳しくは伝兵衛蔵HPをご確認ください)

3. 赤兎馬の歴史

赤兎馬は鹿児島県いちき串木野市にある濱田酒造から生まれました。

常圧蒸留(蒸留したい液体に熱を加え、集めた蒸気を冷やして液化する手法)した原酒をゆっくりと時間をかけて熟成させ、仕上げに若い原酒をブレンドしたものが赤兎馬と名付けられます。

「赤兎馬」とは三国志の中で「1日に千里走る」と言われた名馬。そんな赤兎馬のような銘酒を育てていきたいという願いが込められています。

当初、九州地方限定の焼酎でありながら、「赤兎馬会」の会員である数十店舗の酒屋しか取り扱いが許可されていませんでした。しかし、そのおいしさは瞬く間に幻の酒として伝わり、今では焼酎を代表とする銘酒となっています。

4. 購入方法

今となっては全国区の銘酒となった赤兎馬。近年では百貨店をはじめ、大型リカーショップでも入荷できるようになりました。

また、Amazonや楽天市場などの通信販売でも購入できます。薩州 赤兎馬は、希望小売価格が1800mlで3300円、720mlで1738円と手頃な価格帯も人気の一つです。

5. 評判

優しくまろやかな口当たりで人気の赤兎馬。芋焼酎に慣れていない方でも楽しめると評判です。

贈り物として選ばれることも多く、お正月やお祝い事に用意する方も増えています。実際に購入した方の評価をご紹介します。参考にしてください。

 

“良い香りと、口に含むとほんのり甘いフルーティーな味わいが素晴らしい焼酎です。そのままグラスに注いで香りを楽しみながら飲める最高の焼酎”

“友人の誕生日プレゼントでしたが、友人の嫁が芋焼酎飲めないけどこれなら飲めるって!”

“初めて飲んだ時は、本当に驚きました。芋焼酎とは思えない甘い香りと口当たりがするお酒です。私の芋焼酎への認識を変化させた一品です”

“顧客満足度に収れんするバランスの取れた濱田酒造の心意気が、愛飲家に届くことを祈念したい”

出典元:Amazon

 

まとめ

幻の酒と呼ばれていた赤兎馬。

そのおいしさに多くの人が魅了され、今では焼酎の代表格にまで登りつめた歴史が本物の貫録を感じさせます。

鹿児島の豊かな大地と、濱田酒造の伝統が生んだ「赤兎馬」をぜひ一度お試しください。

TK
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