皆さんは焼酎を飲むとき、どんな料理を合わせますか?なかには、料理とは合わせずに焼酎単体で楽しむという方もいらっしゃるでしょう。もちろん焼酎は単体で飲んでもおいしくいただけるお酒ですが、さまざまな料理と相性の良いお酒。
近年では、ワインのように料理と合わせて楽しむといった、焼酎と料理の「ペアリング」にも注目が集まっています。そこで、この記事では簡単に作れる焼酎に合うおつまみを10個、レシピとともにご紹介していきます。焼酎と料理のペアリングをご自宅でたのしみたいという方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
1. 焼酎に合うカンタンおつまみ10選 + レシピ
1-1. オクラと厚揚げのおかか醤油
居酒屋のお通しでも出てきそうな、しみじみとする味わいのおつまみです。鰹節の香ばしい香りがアクセント。どんなタイプの焼酎ともよく合います。
材料(2人分)
- 厚揚げ 1枚
- オクラ 4本
- 鰹節 ひとつかみ
- 醤油 小匙1
作り方
- 厚揚げを一口大に切って湯通しする。オクラはさっと塩ゆでして一口大に切る。
- ボウルに醤油と鰹節を入れて、①を加えてあえれば完成
1-2. 大根のさっぱり漬け
食欲のない時でも食べられそうな、さっぱりとした味わいのおつまみです。お好みで赤唐辛子の小口切りを加えれば、さらに大人の味わいに。午前中に漬けておけば、その日の晩には美味しくいただけますよ。
すっきりとした味わいの麦焼酎や、水割りやソーダ割の焼酎と相性抜群です。
材料(2人分)
- 大根 100g
- 細切り昆布 ひとつまみ
- ★めんつゆ(2倍濃縮) 大匙3
- ★米酢 大匙1
- ★赤唐辛子(小口切り) 少々(お好みで)
作り方
- 大根は皮をむき1cmの角切りにする。細切り昆布は食べやすい長さに切る。
- ジッパー付きの保存袋に①と★の調味料を入れて冷蔵庫で半日~1日ほど漬ければ完成。
1-3.鯛の昆布茶じめ
お刺身で食べても美味しい鯛ですが、昆布茶を合わせることで一層風味が加わります。麦焼酎、米焼酎、軽めの芋焼酎などと相性の良いおつまみです。
材料(2人分)
- 鯛の切り身 100g
- 大葉、わさび お好みで
- ★米酢 小匙1
- ★粉末状の昆布茶 小匙1
- ★砂糖、醤油 各少々
作り方
- 鯛を食べやすい大きさに切り、バットに並べる。
- ボウルで★を混ぜ、①にかける。
- ②を冷蔵庫に入れて15分以上置く。好みで大葉とわさびを添えて完成。
1-4. いわしの甘露煮
甘くとろけるようなやわらかさのいわしの甘露煮。どこか懐かしさを感じさせてくれるおつまみです。オールジャンルの焼酎と好相性ですが、特に甘い香りの強い芋焼酎や米焼酎とよく合います。
材料(2人分)
- いわし 中6尾
- ★水 200cc
- ★砂糖、穀物酢 各1/2カップ
- ★塩 大匙1
作り方
- いわしは頭を落とし、はらわたを取り出してきれいに洗う
- 鍋に★を入れて煮立たせる。いわしを入れてふたをして弱めの中火で30分煮込む
- 蓋を取り、煮汁が少なくなるまで煮詰めたら完成。お好みですりおろししょうがをつけて食べてもおいしいです。
1-5. 茄子の煮浸し
出来立て熱々でも、冷やしても美味しい茄子の煮浸し。茄子を大量に消費したいときにもピッタリのおつまみです。口に含むと、茄子から煮汁がじゅわっと染み出るのがたまりません。麦焼酎や米焼酎、軽めの芋焼酎などとよく合います。
材料(2人分)
- なす 3本
- ごま油 大匙2
- ★めんつゆ(2倍濃縮)、水 各大匙3
- ★砂糖 大匙1
- ★すりおろししょうが 小匙1
作り方
- なすは縦半分に切り、ガクを取る。皮に適宜切り込みを入れる。
- フライパンにごま油をしき、茄子の両面を焼く。茄子に火が通ってきたら★を入れて煮詰める。茄子がトロットしたら完成。
1-6. 枝豆のさつま揚げ風
芋焼酎の本場、鹿児島県の名物といえば、さつま揚げがあります。もちろんさつま揚げをそのままおつまみにしてもいいですが、身近な材料で一工夫して手作りするさつま揚げ風のおつまみも絶品ですよ。米焼酎や芋焼酎とは抜群の相性です。
材料(2人分)
- はんぺん 1枚
- 枝豆 30g
- サラダ油 適量
- ★片栗粉 大匙1
- ★酒 大匙1
- ★しょうゆ 小匙1
作り方
- ボウルにはんぺんを入れて手でこねる。★と枝豆を加えて混ぜ合わせる。
- ①を一口大に丸める。
- 鍋にサラダ油を5㎝ほどの深さまで注ぎ入れ、②をきつね色になるまで揚げる。
1-7. れんこんと牛肉のきんぴら
レンコンのコリコリとした食感と、牛肉のコクのある旨味が絶妙なバランス。病みつきになってしまいそうなおつまみです。芳醇なタイプの芋焼酎や米焼酎、泡盛などの焼酎とよく合います。
材料(2人分)
- れんこん 100g
- 人参 40g
- 牛薄切り肉 100g
- すりおろししょうが 小匙1
- ごま油 大匙1/2
- 塩・胡椒 少々
- ★水 100cc
- ★砂糖、みりん、酒 各大匙1
- ☆味噌 大匙1/2
- ☆醤油 大匙1/2
作り方
- 皮をむいたレンコンを薄切りにして水にさらす。にんじんは皮をむいて細切りにする。
- レンコンの水気を切る。フライパンにごま油を入れて中火で熱し、レンコンとにんじんを炒める。
- フライパンに牛肉を加え、塩・胡椒で味を調える。しょうがを加えて炒めたら、★を加える。沸騰したらアクをとる。
- ☆を加えて混ぜ、水分が飛ぶまで煮詰めれば完成。
1-8.鶏手羽先のはちみつ黒酢煮
居酒屋でも定番の鶏手羽先を使ったおつまみです。手羽先の旨味を、黒酢とはちみつの味わいが一層引き立ててくれます。オールジャンルの焼酎と好相性です。
材料(2人分)
- 鶏手羽先 8本
- しょうが 1かけ
- サラダ油 大匙1
- 水 適量
- 大葉 お好みで
- ★酒、はちみつ、黒酢 各大匙2
- ★醤油 大匙1
作り方
- フライパンにサラダ油を熱し、手羽先を入れて中火で両面に焼き色を付ける。
- ①にしょうがと★を加え、手羽先がひたひたになるまで水を注ぎ入れ、落しブタをして中火で煮汁がなくなるまで煮込んだら完成。好みで大葉を添えても美味しいです。
1-9.鶏のから揚げ ネギ塩レモンだれ
ネギ塩レモンだれの風味が効いた、さっぱりといただける鶏のから揚げです。鶏もも肉に下味を付けることがおいしさのポイント。麦焼酎や米焼酎、軽めの芋焼酎の水割りやソーダ割と抜群の相性です。
材料(2人分)
- 鶏もも肉 400g
- ★しょうが 1かけ
- ★酒 大匙1
- ★醤油 小匙1
- 長ネギ 20㎝
- ☆レモン汁 大匙2
- ☆塩、コショウ 各少々
- 小麦粉、片栗粉 各大匙3
- 揚げ油 適量
作り方
- 長ネギをみじん切りにする。
- ボウルに①と☆を入れて混ぜ合わせ、味をなじませる。
- 鶏もも肉は余分な脂を除き、一口大に切る。別のボウルに入れ、★加えて混ぜて約5分おいて下味を付ける。
- バットに小麦粉と片栗粉を入れて混ぜ、③をまぶす。
- フライパンに5〜2cm深さまで揚げ油を入れて中温(約170℃)に熱し、④を入れる。時々上下を返しながら弱めの中火でこんがり色付くまで揚げる。
- ⑤の油を切って器に盛り、②のタレをかければ完成。
1-10. 豚の角煮
焼酎や泡盛のおつまみの定番ともいえる豚の角煮。豚肉のとろけるようなやわらかさがたまりません。とくに芳醇な米焼酎や芋焼酎、泡盛とは抜群の相性です。
大人から子供まで幅広い世代に愛される味わいなので、お子さんのいるご家庭でも重宝するおつまみなのではないでしょうか。
材料(5人分)
- 豚バラかたまり肉 500g
- 水 3カップ
- しょうが 1かけ
- ゆで卵 5個
- ★酒 50㏄
- ★醤油 大匙3
- ★砂糖、みりん、各大匙1
作り方
- 豚バラ肉は3㎝幅に切る。ショウガは5㎜くらいの薄切りにする。
- 鍋にお湯(分量外)を沸かし、豚肉をさっと湯通しする。
- 鍋に水としょうが、豚肉を入れて火にかけ、沸騰したら費を弱め、落としブタをして1時間ほど煮込む。
- 火を止めて冷まし、表面に白く固まった脂を取り除く。
- ④に★の調味料とゆで卵を加えて1時間ほど煮込み、味をしみこませたら完成。
まとめ
焼酎に合う簡単に作れるおつまみを10個紹介しました。どれも簡単に作れるので、焼酎での晩酌のお供にピッタリです。また、友人を招いたホームパーティーなどの時に作って振る舞うのもいいでしょう。ぜひこの記事を参考にしていただきながら、焼酎と料理のペアリングを楽しんでくださいね。