開封前ならば同じ蒸留酒の泡盛には賞味期限はないと言われていますが、みなさんは焼酎の賞味期限をご存知でしょうか?
今回は、焼酎の開封前と開封後での賞味期限の違いや、焼酎の詳しい保存方法について解説していきます。
この記事の目次
1.焼酎の開封前と開封後の賞味期限
1-1.開封前の焼酎の賞味期限
焼酎は開封しなければ基本的にはいつまでも保存可能です。
焼酎のアルコール度数は20~45度と高めであり、食品を劣化させる細菌は一部の火落菌を除いて、10度以上のアルコール濃度では生存することが困難なことから、開封前ならば焼酎には賞味期限はないと考えていただいて大丈夫です。
1-2.開封後の焼酎の賞味期限
開封した後は空気と焼酎が触れて味は変化していきますが、そのスピードはワインや日本酒などの醸造酒と違ってかなりゆるやかなので、急いで飲む必要はありません。
目安としては開封して半年以内に飲めばだいたいの焼酎は大丈夫です。
2.ラベルに記載されている日付は「瓶詰めした日付」
焼酎のラベルに貼られた日付は、瓶詰めし製品化した日時を指します。
賞味期限ではないので安心して飲んでください。
焼酎と同様の蒸留酒である、ウイスキー・ブランデー、ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ、泡盛などにも同じく賞味期限はありません。
3.焼酎の保存する上での注意点
では、10年以上経っても大丈夫なのでしょうか?その答えは保存方法にヒントがあります。
開封前の焼酎であり、涼しく日光が当たらない場所で保管してあったものであれば、問題ありません。
しかし開封前であっても、風味が落ちてしまう可能性があります。
ボトルであれば2年、紙パックやペットボトルであれば1年半くらいのうちに飲むことをおすすめします。
ここからは焼酎を保存する上での注意点を詳しくご紹介します。
3-1.日光や室内光が当たる場所は避ける
焼酎を保存するにあたって、日光や室内光は必ず避けてください。
焼酎のボトルは黒や茶色が多いですが、これは日光で焼酎が劣化してしまうのを防ぐためなのです。それくらい日光には弱いお酒です。
できるだけ日光の当たらない場所に保管してください。
3-2.空気にはふれさせないようにする
焼酎は空気に触れると風味が落ちてしまいます。
瓶の蓋が劣化して緩んできたら、蓋を新しいものに変更して対策をしてください。蓋はAmazonや楽天市場などで購入可能です。
また、サランラップをして輪ゴムで縛って代用する事も可能です。その場合はサランラップが劣化する前に新しいものに取り替える事をおすすめします。
3-3.温度差が激しい場所は避ける
焼酎は温度と湿度の変化も劣化の原因となってしまいます。コンロの脇や家電の横などの温度変化がある場所は避けてください。
温度は10度前後、湿度は殺菌が繁殖しにくい60〜70%の間くらいが最適です。
おすすめの場所は押し入れや床下収納。涼しく心地よいと感じる場所に焼酎してください。
3-4.冷蔵庫には入れない
冷蔵庫は温度が低すぎるためNGです。開閉を繰り返す冷蔵庫は、温度差があるためです。
ただし冷蔵庫の野菜室は10度前後となっているためOKです。野菜室の奥に入れておけば日光による劣化も防げます。
3-5.匂いの強いものの側に置かない
焼酎は匂いの強い物の匂いを吸収してしまう性質を持っています。
しっかりと蓋をしていたとしても、わずかな隙間から匂いうつりをしてしまいます。
ですので出来るだけ匂いが強い食品などを焼酎の側に置かないように保存してください。
まとめ
開封前ならば焼酎の賞味期限がないことや詳しい保存方法について解説しました。
焼酎は正しく保存すれば、何年でも美味しく飲めるお酒です。
これからも美味しい焼酎をぜひ楽しんでくださいね。