皆さんは本格焼酎を飲むとき、どのような割り方がお好みですか？焼酎には様々な飲み方・割り方があり、その中の1つに焼酎のコーラ割りがあります。
2000年代前半の本格焼酎ブーム期では「オンザロック」が東京で流行し、本格焼酎をコーラなどのジュースで割る楽しみ方は邪道と呼ばれることもありました。
しかし近年、焼酎の楽しみ方は多様化してきています。その飲みやすさからコーラ割りの人気に火が付き、スーパーでも焼酎をコーラで割った缶酎ハイを見かけるようになりました。
ここでは「焼酎とコーラは本当に合うのか？」という疑問や、コーラ割りに適している本格焼酎を解説します。
また、おいしい焼酎コークハイの作り方についてもお伝えするのでぜひ参考にしてください。
この記事の目次
1.焼酎をコーラで割る「焼酎コークハイ」
もともとはウィスキーをコーラで割ったものが「コークハイ」と呼ばれていました。
ここでは焼酎を使った「焼酎コークハイ」について調べてみます。
1-1.芋焼酎、麦焼酎、米焼酎どれが一番コーラ割りに合う？
では本格焼酎の中で、どの種類が一番コーラとの相性が良いのでしょうか。
芋・麦・米、それぞれのコーラ割りを試してみました。
風味の変化や飲みやすさ、バランスなどをご紹介します。参考にしてお好みの焼酎を見つけてください。
芋焼酎のコーラ割り
独特の匂いや風味のある芋焼酎ですが、コーラと合わせることで芋焼酎が洋酒のような雰囲気に変化します。
初めは「合わなそう」と思っていましたが、意外にも口の中に芋の甘さが余韻として残り、バランス良くまとまっていました。コーラのレシピは企業秘密とされていますが、芋焼酎の香り成分にはコーラと近いものが多いそうです。
芋焼酎の独特な風味が苦手という方でも、コーラと割ることでカクテルのような飲みやすさになるのでオススメです。
麦焼酎のコーラ割り
焼酎コークハイの中で一番飲みやすいのが麦焼酎のコーラ割りです。
クセがなく飲みやすい麦焼酎のコーラ割りは、コーラの甘みが控えめになることでスッキリとした風味に変化します。焼酎の量にもよりますが、割合によってはただのジュースと勘違いするほど。
ガツンと来るお酒の強さが好きな方は物足りなく感じてしまうかもしれません。そのため、焼酎初心者の方にもオススメの割り方です。
米焼酎のコーラ割り
米焼酎も麦焼酎と同じくクセが少ないので、コーラと良く合います。
米焼酎はシャープなものから甘めの口当たりのものまで様々ですが、甘めの米焼酎をコーラで割る場合はカットレモンなどを入れるのもオススメ。米焼酎の旨味とコーラの甘みに、レモンの酸味が加わることで爽やかな味わいに変化します。
2.焼酎コークハイの作り方
次に焼酎コークハイの基本的な作り方についてご説明します。とても簡単なのでぜひ試してみてください。
材料
- 焼酎
- コーラ
- 氷
- レモンやライムなど柑橘系フルーツ（お好みで）
作り方
1.氷入りのグラスに焼酎を注ぐ
グラスは混ぜやすい細長いタイプが適しています。氷でグラスを冷やすことが大切です。また、おいしい焼酎コークハイの割合は「焼酎１：コーラ２」がオススメ。
「焼酎1：コーラ２」の割合になるように焼酎を注ぎます。
2.コーラをグラスの縁からゆっくりと入れる
焼酎コークハイのおいしさを決める１つが「炭酸の強さ」。なるべく炭酸を飛ばさないように注ぎましょう。氷の上からではなくグラスの縁から注ぐと、焼酎とコーラが自然と混ざり合うのでステア（混ぜること）する回数も少なくできます。
3.全体を軽くステアする
コーラを注いだら、底に溜まっている焼酎をマドラーで混ぜます。この時、氷を上げるようにするのがポイント。ステアする回数は１回でも十分です。
2-1.焼酎コークハイをおいしく作るコツ
焼酎コークハイをおいしく作るコツは、コーラの炭酸を飛ばさないことが重要です。コーラの炭酸が抜けてしまうと、お互いの味がケンカしてまずく感じてしまいます。
おいしさを左右する炭酸の飛びを防止する方法は２つ。
１つ目は、氷を下から持ち上げて混ぜるとき、ゆっくり丁寧に行うこと。ステアする回数も少なめを意識しましょう。
2つ目は、氷の上からコーラを注がないようにすること。グラスの縁に沿ってゆっくりコーラを注ぐことが重要です。炭酸を多く残すことで舌触りも良くなり、焼酎とコーラがバランスよく混ざり合います。
まとめ
焼酎コークハイは、焼酎に慣れていない方でもカクテル感覚で焼酎を楽しめることが分かりました。
おいしさの決め手は「焼酎１：コーラ２」の割合と、炭酸を飛ばさないこと。
カクテルのように飲みやすくなるため、飲酒量には気を付けながら焼酎コークハイを楽しんでくださいね。
