泡盛は糖質が0ということはよく知られているお酒ですが、カロリーの方はどうでしょう?
この記事では泡盛のカロリーや糖質など健康面について解説していきます。
この記事の目次
1.泡盛のカロリー
泡盛(アルコール度数30度)のカロリーは、100mlあたり約168kcal。主原料が同じ米である日本酒は、100mlあたり約103kcalなので、一見すると泡盛のカロリーが高いように見えるが、日本酒はアルコール度数15度程度であり、度数が2倍ほど違います。
そのため、泡盛を水で割るなどして同じ度数で考えれば泡盛は低カロリーといえます。
日本酒や他のお酒との比較は以下になります。
ビールはカロリーが低く見えますが、日本酒や泡盛に比べての無料が多くなるので結果的にカロリーが上回るなんてことも。
参考にしてみてください。
100ml あたりの カロリー 糖質 | |
カロリー | |
日本酒 | 103kcal |
赤ワイン | 73kcal |
ビール | 40kcal |
ウィスキー | 237kcal |
焼酎 | 146kcal |
【参考】文部科学省「第2章 日本食品標準成分表」
2.泡盛の糖質・プリン体
泡盛と焼酎はともに糖質、プリン体0です。
米焼酎や泡盛はお米を原料としているのに、なぜ糖質とプリン体が0なのでしょうか?
その秘密は泡盛と焼酎の製造工程の「蒸留」にあります。
蒸留酒である泡盛や焼酎は「蒸留」の過程で蒸気化させたアルコール分だけを取り出し泡盛を生成しますので、お米に含まれる炭水化物や糖質、脂質、プリン体などは全て取り除かれるということになります。
3.飲んでいるお酒は泡盛なのに太った!どうして?
お酒は糖質もなくカロリーも低い泡盛を飲んでいるのに太った!という場合には、飲み方に問題があります。
どのような飲み方が「太る」ということにつながるのでしょうか?
3-1. 原因1:エンプティカロリーによる消化阻害
エンプティカロリーは栄養素を含まないため、単体であれば太りにくいカロリーです。しかし、重要なのは「単体であれば」という点。エンプティカロリーは他のカロリーよりも先に代謝・処理されるため、他の食物の栄養素がある場合には、それらは後回しにされてしまいます。
つまり、食事にアルコールを合わせた場合、食事のカロリー消費は順番待ちになってしまうということ。お酒を飲めば飲むほど食事のカロリー消費は後回しになり、脂肪として体に蓄積されてしまうのです。
3-2. 原因2:お酒の効果による食欲増進作用
「お酒を飲むとついつい食べ過ぎてしまって…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、アルコールが血糖値を下げることが原因。摂取したアルコールを肝臓で代謝・分解するためには、大量の糖が必要になるのです。
結果的に低血糖になった体は、足りない糖分を補おうと炭水化物を欲します。これが、アルコールによる食欲増進作用です。お酒を飲むと食べ過ぎたり、お腹いっぱいなのにシメのラーメンやお茶漬けが欲しくなるのも、この食欲増進作用によるものだと考えられます。
まとめ
泡盛は低カロリーでかつ糖質、プリン体も0などダイエット中の人にはとても嬉しいお酒であることがわかりました。
ただし、飲み過ぎや一緒に高カロリーなおつまみを食べてしまうと、泡盛がどんなに低カロリーでも無意味になってしまいますので気をつけてくださいね。