古くから愛されている泡盛「まさひろ」を解説!

泡盛は500年以上もむかし、タイから伝わった歴史のある日本最古の蒸留酒です。その蒸留技術はのちに九州へと伝わり、焼酎が誕生します。そのため、泡盛は日本の焼酎の元祖と言われているのです。
そんな泡盛の中で根強い人気を誇る「泡盛 まさひろ」。今回はそんな「まさひろ」の魅力について解説していきます。

1.まさひろとは

1-1.まさひろの味わい

まさひろは沖縄県の「まさひろ酒造」で製造されています。常圧蒸留で仕上げ、クセがなく食事の邪魔をしません。

芳醇な香りとキレのある味わいが特徴の泡盛で、飽きが来ず、食中酒として愛され続けています。

泡盛を一番飲みやすく楽しめる飲み方は水割りと言われ、現地沖縄でも泡盛:水=5:5~3:7が主流です。まさひろ酒造の公式HPでも、泡盛まさひろの楽しみ方として水割りやロックをオススメしています。

まさひろは誕生から50年以上が経った現在でも、昔ながらの泡盛を感じさせる味わいが多くの支持を得ている琉球泡盛です。

まさひろ

(出典元:楽天市場

1-2.まさひろのラインナップ

泡盛まさひろには他のラインナップが存在します。

同じ「まさひろ」でも、どのような違いがあるのでしょうか。

まさひろブラック

まさひろ同様、50年以上沖縄で愛されている定番泡盛。華やかで丸みのある香りですが、キレのある味わいが特徴です。

度数30度ながら、後味はスッキリと仕上がっています。

まさひろ

(出典元:楽天市場

泡盛 まさひろ ラウンジ(Masahiro Lounge)30度

2016年に発売された新商品。アメリカンホワイトオーク樽に3年以上貯蔵した原酒をブレンドして仕上げています。ほのかな琥珀色をした泡盛はブランデーを彷彿させ、バニラのような甘い香りがすると評判です。

2017年の春季全国酒類コンクールでは、琉球泡盛部門で第2位を獲得しました。

泡盛 まさひろ ラウンジ

 

(出典元:楽天市場

2. 蔵元・産地

「泡盛 まさひろ」を製造するのは沖縄県南部の糸満市に工場を構える「まさひろ酒造」。泡盛やクラフトジン、芋焼酎など多くのラインナップを製造しています。

明治16年創業の135年以上続く老舗酒造で、もともとは「比嘉酒造」として創業されました。その後、平成27年(2015年3月5日)に社名を「比嘉酒造」から「まさひろ酒造」に変更し、現在に至ります。

また平成3年には、4代目 昌晋(まさくに)氏の「沖縄の泡盛を世界の人々に知ってもらいたい」という強い想いのもと、工場見学や歴史を体感できる「泡盛まさひろギャラリー」を設立。現在は年間5万人が訪れる人気観光スポットとして有名です。

(新型コロナウイルスの影響により、休館の場合もあります。詳しくは泡盛まさひろギャラリーのHPをご確認ください)

また、まさひろ酒造は「まさひろ」以外の泡盛も製造しています。まさひろ酒造の他の泡盛銘柄についてご紹介するので、参考にしてください。

泡盛 海人

海人(うみんちゅ)は、「みんなで集まって楽しく飲みたくなるような泡盛」をコンセプトにした、淡麗旨口な味わいが特徴の泡盛です。「海人」とは沖縄の方言で漁師を意味し、沖縄の青い海を連想させるブルーのボトルが目を惹きます。2013年にはモンドセレクション金賞を4年連続受賞しました。

泡盛 海人

 

(出典元:楽天市場

泡盛 花島唄

花島唄(はなしまうた)は軽快な口当たりと、花が開くような香りが広がる琉球泡盛です。吟醸酵母使用による、日本酒のような甘みのある味わいが特徴。飲みやすく、従来の酵母と蒸留方法に囚われない製法で作ることで、「軽快・爽やか・透明感」を感じさせる新世代の泡盛です。

泡盛 花島唄

 

(出典元:楽天市場

泡盛 島唄

島唄には黒麹が生み出す深みのある味わいの「島唄 黒」(30度)と、初めての方でも軽快に楽しめる「島唄」(25度)の2種類のラインナップがあります。双方とも「唄い継がれる沖縄の島唄のような泡盛に」という想いが込められています。

また、「島唄 黒」は2013年のモンドセレクションにおいて6年連続の最高金賞を受賞し、2017年にも再び最高金賞を受賞した逸品です。

泡盛 島唄

(出典元:楽天市場

3. 泡盛 まさひろの歴史

かつて泡盛は琉球の貴重な貿易品だったため、琉球王府から選ばれた者のみが製造を許可されていました。そんな琉球王国時代において、王朝料理長を務めた比嘉 昌続(しょうぞく)氏はその功績が認められ、王から特別に屋号と泡盛製造の許可を授かります。

その昌続の四男である昌文(しょうぶん)氏が独立し、本格的に泡盛酒屋を創業したことが比嘉酒造の始まりです。

沖縄では食と泡盛の文化には密接な関係があるとされ、父・昌続の食へのこだわりは昌文の酒造りにも影響を与え、現代まで伝承され続けています。

しかし、比嘉酒造は太平洋戦争において一度は蔵を失ってしまいます。

戦後の復興の中、比嘉酒造の再スタートとして三代目・昌廣(しょうこう)氏が看板商品となる「泡盛 まさひろ」を誕生させました。

この「まさひろ」という名は昌廣氏の名前の訓読みが由来となっており、自分の名前を代表銘柄にすることで酒造りへの情熱を現したとされています。

4. 購入方法

沖縄県で愛され続けている「まさひろ」はAmazonや楽天市場などの通信販売でも購入ができます。また、まさひろ酒造の公式HPでも販売されているのでチェックしてみてください。

価格はAmazonで600mlが700~800円と大変リーズナブルです。この安さが毎日の食中酒として親しまれている理由の1つかもしれません。

5. 評判

では、まさひろの評判はどうなのでしょうか?実際に購入した方の声をご紹介します。

 

“クセもない素直なおいしさで、特に沖縄本島の泡盛の中では最も愛飲しています”

“さっぱりしている”

“お湯で割って飲んでいますが、甘みがありおいしいです。毎日飲んでも安いので助かります”

“味:軽やか。香り:柔らかなふわっとした優しい泡盛”

“氷をいっぱい入れたグラスに1:1で泡盛と水を入れるのがおすすめ”

“まずいとかうまいとかではない。泡盛の感じがいいんです”

(出典元:Amazon

まとめ

「まさひろ」は深い歴史もありながら、根強く愛され続けている泡盛です。

クセのない昔ながらの泡盛らしい風味が、泡盛愛飲家から支持を集めています。

30度とアルコール度数が高めなので、水割りやソーダ割りなどで楽しむのも良いですね。

焼酎でぇた
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