焼酎にも新酒はある?普通の芋焼酎と新酒の芋焼酎の違いを解説

焼酎にも新酒はある?普通の芋焼酎と新酒の芋焼酎の違いを解説

日本酒には新酒がありますが、焼酎にも新酒があることをご存知でしょうか?

焼酎は2種類あり、その中の本格焼酎は原料由来の味や香りが楽しめるお酒です。中でも芋焼酎にはフレッシュな状態の新酒が存在します。

今回は芋焼酎の新酒について詳しく解説していきます。

新酒を楽しむためのさまざまな飲み方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.できたて・蒸留したての芋焼酎が「新酒」になる

その年の秋に収穫された芋で初めて製造し、貯蔵期間が極めて短いまま、年内のうちに販売された芋焼酎が新酒とります。年に一度、期間限定という形で芋焼酎の新酒が取り引きされているのです。

芋焼酎の新酒は、芋の香りを好む焼酎通の方からとても人気があります。同時期に造られる一般的な芋焼酎には、今年の新酒と前の年に造られた熟成酒がブレンドされており、新酒の華やかな香りと熟成酒のまろやかさが感じられます。

新酒

2.新酒と一般的な芋焼酎の違いは?

実際に、新酒と一般的な芋焼酎にはどのような違いがあるのかを解説していきます。

新酒は、その年の秋に収穫したサツマイモで焼酎を造り数ヶ月間貯蔵します。対して、一般的な芋焼酎は、半年から1年間の貯蔵期間を経て出荷されます。貯蔵することにより熟成され、香りや味わいがよりまろやかに変化するのです。

この貯蔵期間の違いにより、香りと味わいにも変化が生まれる事が大きな違いです。

新酒

3.新酒の楽しみ方

3-1.お湯割り

芋の風味や甘みを存分に楽しみたい方にはお湯割りがおすすめです。

新酒はなんといっても香りがとてもフレッシュなため、湯気の中に風味が溶け込み旨味成分が存分に引き出され、豊かな味わいとなります。

作り方は、耐熱グラスにまずお湯を注ぎます。その後で焼酎を注ぎます。割合は水割りと同じ、焼酎6:水4(ロクヨン)です。

お湯を先に注ぐ理由は、焼酎よりもお湯の比重が低く、焼酎を入れると大流が起こりよく混ざるためです。

お湯割りは味わいを感じやすいため、少し濃いなと思ったらお湯を足すなどして調節してみてください。

お湯割り

3-2.水割り

新酒特有のキリッとした清涼感を味わうには水割りがおすすめです。

作り方はグラスに氷を入れた後、焼酎と水を入れ、軽くステアして完成です。

焼酎6:水4(ロクヨンといいます)の割合が、一番喉越し良く味わえます。女性や焼酎初心者の方には、焼酎4:水6がおすすめ。

焼酎を先に入れる理由は、焼酎の方が比重が軽く水を入れた時に混ざりやすくなるからです。

水割り

3-3.炭酸割り

新酒の芋のフレッシュなフルーティーさを一番感じることが出来るのが炭酸割りです。

作り方は、グラスに氷を入れ、焼酎を注ぎます。氷に炭酸を当てないようにグラスの端からゆっくりと炭酸を注ぎ、軽くステアしたら完成です。

割合は焼酎5:炭酸5が理想です。レモンやカボスなど、かんきつ系の果汁を加えるとまた爽快感が増して美味しくいただけます。

炭酸割り

3-4.ミルク割り

新酒の若々しい甘みを存分に引き出してくれるミルク割り。

作り方は、グラスに焼酎を入れ牛乳を注ぎ、軽くステアしたら完成です。焼酎1:牛乳1がどちらの味わいも感じることのできるちょうど良い割合です。

甘いのが好きな方は、砂糖やハチミツを入れても美味しくいただけます。

ミルク割りは意外かもしれませんが、新酒のキリッと感をよりマイルドにしてくれ、女性や焼酎初心者の方もハマる人が多くいる飲み方なのです。

ミルク割り

3-5.梅酒割り

新酒の華やかな香りとほのかな梅の香りが混ざり合い、とても風味豊かな味わいを楽しむことができる梅酒割り。

新酒に梅を漬けるのも美味しくいただけますが、新酒に梅酒を入れ、水やお湯で割って飲んでも梅酒割りが楽しめます。

焼酎1:梅酒1になるように割るのがおすすめ。

ロックで飲んだり炭酸割りにしたりと自分好みの味わいで楽しんでください。

梅酒

まとめ

焼酎の新酒について詳しく解説していきました。

焼酎の中でも新酒があるのは本格芋焼酎のみ。この時期ならではの味わいをぜひ一度試してみてください。

芋焼酎通の方へのプレゼントとしてもおすすめです。

焼酎でぇた
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