丸いフォルムの瓶が印象的な泡盛「くら」。
泡盛と聞いただけできついお酒だと身構えてしまう人の概念を覆す飲みやすい泡盛です。
今回は万人受けする泡盛、くらのラインナップや歴史などをくわしくご紹介します。
この記事の目次
1.くらとは
1-1. くらの味わい
くらは泡盛特有の強い香りが抑えられており、樽の味を感じることができるまろやかで口当たりのいい初心者向けの泡盛です。古酒の中ではあっさりしていて飲みやすいですが、しっかりと甘味を感じることができます。
くらの熟成はくらの原酒のためだけに作られた、北米産の樹齢70~100年のホワイトオークの樽が使われています。樽で熟成するからこそ、泡盛と洋酒を掛け合わせたような他にはない特別な1本が完成するのです。
(出典元:ヘリオス酒造オンラインショップ)
1-2.くらのラインナップ
くら プレミアムゴールド【沖縄限定】
くら プレミアムゴールドは沖縄限定商品です。3,000樽もの専用のオーク樽の中でゆっくりと熟成された特別な泡盛です。
沖縄でしか手に入らない限定ラベルなのでお土産にぴったりですね。
(出典元:ヘリオス酒造オンラインショップ)
くらブラック
くらブラックは通常のくらよりも長い5年熟成の泡盛です。アルコール度数も30度と高めになっています。
3年熟成のくらでは香りとコクが少し物足りないという人はくらブラックがおすすめ。ボトルもスタイリッシュなので大切な人への贈答用にも人気です。
(出典元:ヘリオス酒造オンラインショップ)
主(ぬーし)
主(ぬーし)は甕貯蔵の古酒。3年熟成と5年熟成のものがあります。
アルコール度数は30度ですが、まろやかなので飲みやすいのが嬉しいポイント。5年熟成のものは43度の主もあります。
瓶貯蔵よりも早く芳醇な香りと深いコクが出るので、飲みごたえのある泡盛が好きな人におすすめです。くらよりももう少し泡盛らしいガツンとくる味わいが欲しいときは主で決まりです。
(出典元:ヘリオス酒造オンラインショップ)
琉球美人
琉球美人は食中酒として楽しめる淡麗ですっきりとした泡盛です。
アルコール度数は25度。味の濃い料理と相性抜群で沖縄料理には欠かせない1本です。繊細で華やかな香りは和食にもぴったり。
2005年にインターナショナルワイン&スピリッツ初出品で金賞とベストインクラスを受賞した輝かしい経歴を持つ泡盛です。
(出典元:ヘリオス酒造オンラインショップ)
与那の蔵
与那の蔵は預かり古酒。
与那の蔵専用の蔵に3年または5年泡盛を瓶貯蔵で預かり、熟成させてから手元に届きます。泡盛特有の力強い香りと深いコクが楽しめます。
未開封であれば自宅で熟成を続けてもOKなので、主のようにさらに深いコクを感じたいという人は熟成を重ねてみては?
人生の節目や記念日に泡盛を注文する人が多く、与那の蔵で自分だけの泡盛を熟成してくれます。旅をした記念に造っていく人も多いのだそう。
(出典元:ヘリオス酒造オンラインショップ)
2. 蔵元・産地
くらを造っているのは沖縄県の名護市にあるヘリオス酒造。1961年に那覇市で太陽醸造を設立し、創業当初は沖縄産のサトウキビを使ったラムの製造をしていました。1969年に現在の社名「ヘリオス酒造」に。
ヘリオス酒造は6種類の製造免許を取得。泡盛の他にもさまざまお酒を製造しており、ウイスキーのくらもあります。他にもクラフトビールや梅酒、リキュールなども造っています。
ヘリオス酒造の蔵は3つあり、一の蔵は泡盛の熟成、二の蔵はオーク樽専用の貯蔵庫でくらの原酒もこちらで貯蔵されています。三の蔵は与那の蔵が熟成を重ねている貯蔵庫です。
3. くらの歴史
ヘリオス酒造はラムの製造から始まり、ウイスキー・リキュール・ハブ酒と製造を開始しました。
泡盛の製造が始まったのは焼酎乙類の製造免許を取得した1979年。
1989年には泡盛品評会で沖縄県国税事務局長より優等賞を受賞しました。1992年に古酒「くら」が国際品評会モンドセレクション金賞を受賞。その後も毎年モンドセレクションを受賞し続けている素晴らしいロングセラー商品です。
くらは600年以上の歴史がある泡盛の伝統的製法で造られています。単式蒸溜機を使用し、仕込みは黒麹菌、原料は100%インディカ米で添加物は一切加えません。
4. 購入方法
くらは知名度の高い泡盛なので、沖縄県内では手に入りやすいといえます。沖縄県外であれば、酒屋さんや大型スーパーなどで手に入りますが、種類が限られている場合があります。
そんなときはヘリオス酒造の公式オンラインストアを利用してみては?泡盛以外のお酒も手に入れることができますよ。
・ヘリオス酒造公式オンラインストア
5. 評判
泡盛と聞くとかなりアルコール度数が高くきついといったイメージがありますが、くらは全体的に香りも抑えられており、まろやかでふんわりと風味が広がると好評です。
クセがないので泡盛初心者にもおすすめの1本。万人受けするタイプのお酒なので、普段あまり強いお酒を飲むことがないという人や女性にも人気の泡盛です。
くらはロック・水割り・お湯割りと何でも美味しいですが、ソーダ割りをおすすめしている人が多く見受けられます。
まとめ
泡盛は苦手という人でも飲みやすいくら。サイズも豊富で選びやすく、ロック・水割り・お湯割り・ソーダ割りなどさまざまな飲み方が楽しめるので初心者にもおすすめです。